【日本看護協会】認定看護師、2026年の分岐点。|「教育終了」の鐘は、私たちが“手も動かせるスペシャリスト”に進化する合図

30秒サマリー

背景と現在地 2020年度から認定看護師制度が改正され、従来の教育カリキュラム(A課程)と、特定行為研修を組み込んだ新カリキュラム(B課程)が並走しています。この移行期間が、まもなく一つの区切りを迎えようとしています。

ニュースの核心 2026年度をもって、旧制度(A課程)の教育は完全に終了します。 これにより、今後新たに誕生する認定看護師は、すべて「特定行為(診療の補助)」ができるナースへと一本化されていきます。

結論 これはハードルが上がったのではありません。「相談・指導」が得意なスペシャリストから、「自ら処置もできる」プレイングマネージャーへ。資格の定義そのものが、現場のニーズに応えてアップデートされたのです。

3分サマリー

「憧れの先輩」の像が、少しずつ変わっていく

「認定看護師」といえば、深い知識でケアを導く、現場のリーダー的存在。そんな憧れの資格が今、大きな進化の時を迎えています。

地域医療のニーズが高まる中、国や日本看護協会は、スペシャリストである認定看護師に対し、「高度な判断」に加えて**「具体的な医療処置(特定行為)」の実践も求めるようになりました。 これに伴い、教育課程が見直され、これまで多くの先輩たちを輩出してきた「A課程(特定行為なし)」の入り口は、2026年度を最後に静かに閉じられようとしています。 これは終わりの合図ではなく、認定看護師という資格が「医師の指示を待たずに動ける力」**を標準装備する、新しい時代へのスタートラインです。

「B課程」がこれからのニュースタンダード

これから認定看護師を目指す場合、基本的には「B課程」を受講することになります(2027年度以降はB課程のみ)。

  • 何が変わる?: 従来の認定看護師教育に加え、**「特定行為研修」**がセットになります。
  • メリットは?: 知識の裏付けがあるだけでなく、「脱水時の点滴補正」や「人工呼吸器の設定変更」など、今まで医師を呼ばなければできなかった処置が自分の手で完結できるようになります。

「認定看護師 + 特定行為研修修了者」というダブルライセンスに近い状態が、これからの標準になります。 勉強時間は増えますが、それは「患者さんを待たせないための武器」が一つ増えることを意味します。「先生が来るまで何もできない」というあのもどかしさから、私たちは解放されようとしているのです。

現役の認定看護師と、これからの私たち

「じゃあ、今の認定看護師資格は無効になるの?」 そんな心配はいりません。すでにA課程で資格を取っている先輩たちも、更新手続きさえすれば「認定看護師」として永続的に活動できます。また、必要であれば後から「特定行為研修」だけを追加で受けることも可能です。

これから目指すあなたには、少し長い登り坂が待っているかもしれません。 けれど、その頂上から見える景色は、今まで以上に広いはずです。 自分の判断と技術で、患者さんの苦痛をその場で取り除ける。制度改正は、そんな「手も口も動く、最強の看護師」を目指すあなたへの、社会からの期待の表れなのです。

一次ソース

https://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cn

(日本看護協会:認定看護師|制度改正と教育課程の移行について)

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